御座之湯
御座之湯は、湯畑の目の前という抜群のロケーションと、2つの源泉のお湯をいっしょに楽しめるのが魅力の日帰り温泉。2013年にできたフレッシュなスポットです。
湯畑目の前の「最新日帰り湯」
御座之湯は、2013年4月、湯畑のすぐとなりにオープンした新名所です。湯畑に行くと、たくさんの宿やお店がひしめき合うなかで、「全面木の色」のレトロな建物に目をひかれることまちがいなし。外見からして見ものです。1等地だし、かなり気合を入れて作った感じがしますね。
2つの源泉を比較!「お湯勝負」な日帰り温泉
御座之湯のウリは、2つの源泉を楽しめるところ。湯畑源泉と万代鉱源泉のお湯が、すぐとなり合わせの浴槽に注がれています。目の前にある、やわらかさが持ち味の湯畑源泉と、酸性度ナンバーワンのパワフル万代鉱源泉……これはもう、じっくり入り比べるしかないですね。2つの源泉を引いている宿もありますけど、御座之湯ほどお手軽に比べられるところは、なかなかないんじゃないでしょうか。
御座之湯の館内はどうなっているかというと、意外とシンプルな施設です。お風呂は内湯だけで露天はナシ。「お湯そのもので勝負!」という、草津らしい意気込みが伝わってきます。洗い場が少ないのも気になりますけど、「酸性が強いから洗わなくてもきれいになる」という、草津の昔ながらのスタイルを貫いている感じでしょうか。
施設はシンプル……でも「おしゃれ浴衣」は要チェック
お風呂以外の施設も、休憩できる広間があるくらい。食堂もお土産屋さんもありません。これも「お湯で勝負!」ということですかね。施設がシンプルなぶん入場料を安めにして、「お湯につかるだけでいい」人が気軽に入れるようにしている感じです。何でもそろっていてのんびりできる、大滝乃湯とは対照的。
その代わりといってはなんですけど、女性にうれしい「おしゃれ浴衣」のレンタルがあります。下駄や竹カゴもセット。料金はちょっと高いですけど、色浴衣がない宿に泊まるときなど、利用価値ありそうですね。すぐ目の前が湯畑なので、お風呂上がりに浴衣に着替えて散策……なんて、いい感じです。
御座之湯は、施設はシンプルながら、「草津のまん中」で2つの源泉の恵みを満喫できる、うれしい新名所。「温泉に入れさえすればいいけど、共同浴場はちょっと……」っていうなら、場所もお値段も立ち寄りやすさ◎ですね。
営業時間:7時(冬期間は8時)~21時(入館は20時30分まで) 年中無休
料金:大人600円 子供300円 ※広間での休憩は別料金