草津の源泉(1)湯畑
湯畑は、草津の源泉の中でもダントツで有名。草津の代名詞みたいな源泉です。湯量も豊富で、たくさんの宿や公共浴場にも引かれています。
町中ではダントツの湯量!質は「やわらかめ」
湯畑源泉は、温度:52.7℃、PH2.1。草津の源泉ではごく標準的です。お湯の色は透明で、硫黄の臭いは草津にしては弱め。でも、湯畑に行くとけっこう硫黄臭いです。湧出量は、堂々の1分あたり4,040リットル。町中の源泉のなかではダントツです。
お湯の質としては、「当たりがやわらかい」といわれます。源泉によってはピリピリと刺激が強いものもあるので、肌が弱い人は湯畑源泉のところを選んでみるのもいいかもしれません。
「草津のシンボル」で泉質の理由を観察
湯畑があるのは、草津の町のドまん中。まさに草津温泉のシンボルです。便利なところにあって、しかも湯量も多いので、温泉がどうやってわき出ているのかよく観察できます。
湯畑といえば、お湯が流れる長い樋があって、その先の湯滝で豪快に流れ落ちる景色が有名。これって、草津の温泉風景としても重要ですけど、湯畑のお湯にとってもキーポイントなんです。長い樋を流して温度を下げることで、水を足さない源泉100%のお湯を楽しめるし、滝を落ちるとやわらかいお湯になるんだとか。