草津の源泉(3)万代鉱

万代鉱(ばんだいこう)は、草津の源泉のなかでもバツグンの湯量と酸性の強さが自慢です。歴史も短いし、源泉の場所も遠いですけど、「主力」といってもいいくらい使われています。

驚異の高温・酸性度・湧出量!

万代鉱源泉は、なんと温度:94.5℃、PH1.6!ズバ抜けていますね。草津にしてはめずらしく硫黄分がほとんどなくて、お湯は透明。湧出量も、湯畑よりずっと多い1分あたり6,200リットル。草津最大の源泉で、宿や公共浴場など幅広く使われています。

お湯の質は、硫黄がないのと酸性度が強いせいで、かなり刺激的。ピリピリ来ます。酸性の強さがウリの草津温泉のなかで、ある意味いちばん「草津らしい」源泉ですけど、肌の弱い人は注意したほうがよさそうです。

山の中に湧く、もと硫黄鉱山の源泉

万代鉱があるのは、草津の主力源泉のなかでただ一つ、町から離れた山の中。殺生河原のほうへ続いているハイキングコースを、2キロくらい行ったところにあります。とってもキケンなので、柵があって立入禁止ですけど、ハイキングコースから湯気がモクモク上がっているのを見られます。

万代鉱はもともと硫黄の鉱山だったのが、突然温泉が噴き出して、その後硫黄鉱山が廃止になって源泉だけ残ったそうです。鉱山だったから「鉱」の字がついているんですね。「硫黄鉱山が万代(=永遠に)続くように」という意味の名前ですけど、硫黄鉱山がなくなって、温泉だけ残っているのがなんか皮肉ですね……

源泉がほとんど沸騰しているくらい熱いので、入りごろまで冷ますために、水を温めるのに使っているそうです。温めた水は、宿や家で使われたり、雪を溶かすために使われたりしています。エコですね。

万代鉱源泉の宿・公共浴場

ホテル櫻井

ホテルヴィレッジ

公共浴場:御座の湯・西の河原露天風呂など

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