草津の源泉(7)地蔵
地蔵源泉は、湯治に使われたりする泉質が自慢。ひっそりとした源泉のフンイキも魅力です。裏通りをフラッと歩いて共同浴場につかれば、草津ツウになった気分になれるかも。
貴重で良質なお湯は、湯治宿か共同浴場で
地蔵源泉は、温度:49.9℃、PH2.2。お湯はちょっと白く濁っていて、硫黄の臭いもただよって、温泉ムード高いです。湧出量は1分あたり252リットルで、草津温泉の主力源泉の中ではいちばん少なくて貴重。
草津温泉の源泉の中で、どこがいちばん泉質がいいか?というのは、なかなか意見が分かれるみたいですけど、この地蔵源泉がイチバン!という人もけっこういるようです。そのせいか、湯治用の宿に引かれていることが多いみたいです。地蔵源泉のまわりには、有名な宿はないんですけど、小さな湯治向けの宿が集まっています。
ふつうの旅行客向けの宿だと、地蔵源泉のお湯が引かれているところはなかなか見あたりません。そのかわり、源泉のすぐとなりにある共同浴場「地蔵の湯」で、無料で地蔵源泉のお湯を楽しめます。源泉のすぐ近くなので、良質なお湯をフレッシュなまま味わえますね。
裏通りにある、静かでひっそりとした「地蔵湯畑」
地蔵源泉があるのは、草津の温泉街の裏通り。湯畑からけっこう近いんですけど、とにかく道が分かりにくいです。それだけに、観光客も少なくて、静かでひっそりしているのが持ち味。源泉は「地蔵湯畑」と呼ばれていて、湧いているところを見られます。名前の由来になったお地蔵さまもまつられていて、湯の街らしいフンイキ。