草津の源泉(2)白旗
白旗は、草津の「白く濁った源泉」の代表格。頼朝が発見したという伝説がある由緒正しい源泉で、草津の歴史の長さを実感しつつ入りたいですね。
白く濁った色と硫黄の強さが特徴
白旗源泉は、温度:52.2℃、PH2.1。温度と酸性度は、草津ではごく普通です。硫黄分が強い源泉で、お湯が白く濁っているのが特徴。硫黄の臭いもかなりしっかりします。
湧出量は1分あたり659リットル。湯畑と比べるとかなり少ないですけど、まあ中程度といっていいんじゃないでしょうか。お湯の質は、白く濁ったお湯のイメージとは裏腹に、少しピリッとする感じがします。
草津最古の源泉?
「白旗」の名前の由来は、「源氏の白旗」から来ているとか。なんでも、伝説によると源頼朝が発見したそうで、それが本当だとすると、草津最古の源泉かもしれません。少なくとも、由緒正しいお湯なことはまちがいなさそうですね。ありがたく楽しませてもらいましょう。
白旗源泉の場所は、草津のシンボル・湯畑のすぐとなり。光泉寺へ登る石段のふもとに、「白旗源泉」の看板と白い幕が目印の木の屋根があって、湧いているお湯が見えます。すぐ後ろに、立派な日帰り温泉「御座(ござ)の湯」があるので、そのついでみたいな感じ。でも、目の前にありながら、御座の湯では白旗源泉のお湯は使っていないので注意。
源泉の手前右に、小さな共同浴場「白旗の湯」があって、白旗源泉のお湯を無料で気軽に楽しめます。湯畑エリアだけに人気の共同浴場なので、混んでいることも多いです。
白旗源泉の宿:奈良屋・ホテル一井など
白旗源泉の公共浴場:白旗の湯