宿のロケーション

宿を選ぶとき、便利なところにあるとか、環境がいいところとか、「どんな場所にあるか」というのも大事ですよね。草津温泉にたくさんある宿のロケーションを見ていくと、いくつかのエリアに分けられます。自分の好みやプランに合ったロケーションの宿を選ぶ参考にしてください。

中心部:温泉街エリア

草津温泉の中心は、草津温泉のシンボル・湯畑です。湯畑を中心にして、草津の温泉街が広がっています。昔から栄えているエリアだけあって、温泉宿がギッシリ建ちならんでいて、宿がいちばん充実しているエリアです。

温泉街エリアの宿のポイントは、まず便利なところ。湯畑など見どころが集まっているので、浴衣でフラっと散歩したり、観光するにも便利だし、お店も集まっているので食事も買い物も便利です。晩ごはんを外で食べたいとか、夜の温泉街に繰り出すのにあこがれているなら、このロケーションは魅力的ですね。

風情ある老舗旅館が多いのも、見のがせないポイントです。特に、湯畑の下流側、湯滝から続く「滝下通り」は、「老舗街」といってもいいくらい。風情はバツグンです。宿に歴史や風情を求める人にもおすすめできます。

そのかわり、老舗が多いということは、建物が古い宿が多いということです。宿がひしめき合っていることもあって、狭い宿も多いし、地形のせいで階段が多い宿も目立ちます。新しさ・キレイさとか、施設の充実度あたりは、ちょっと期待しにくいかも。

あと、眺めがいい宿も、基本的にはありません。温泉街はどちらかというと「谷間」にあるし、背の低い宿も多いです。特に露天風呂は、町中なこともあって、眺めは期待できません。壁と屋根におおわれているとか、目の前が石垣とか、残念なケースも多いですね。

大阪屋旅館

奈良屋

大東館

北側:リゾートエリア

温泉街から北のほうに行くと、町はずれの緑の多いエリアが広がっています。草津温泉の中でも高原リゾートを楽しめる地域で、リゾートホテルが多いです。1軒1軒の宿の敷地が広々としていて、地形もなだらかで開放感があります。

メリットは、まず施設の充実っぷりでしょう。敷地が広いだけに建物も大きくて、館内施設もいろいろあるし、リゾートを満喫できるアミューズメントが充実しています。テニス・ゴルフ・サイクリング・プール……「温泉だけじゃつまらない!」って人にはうれしいですよね。

あと、「開放感」もこのロケーションの持ち味ですね。敷地は広々しているし、山並みを眺められたりもします。露天風呂に開放感があるのは、温泉街の宿にはないメリットですね。青空とか星空を眺めながら入れば「やっぱり露天風呂はこうじゃなくちゃ!」と思うことまちがいなし。

デメリットとしては、「不便さ」でしょうね。バスターミナルからは遠いし、お店も見どころも近くにはないです。「フラっと街に繰り出す」っていう気軽さは期待できません。送迎をうまく利用しましょう。バスターミナルはもちろん、湯畑までの送迎をしている宿も多いので、送迎→散策→送迎……っていう感じで楽しむしかないですね。

とはいえ、とにかく環境がいいので、天気や気候がよければ、まわりをブラブラ歩いてみるのは気持ちよさそうです。片道だけ湯畑まで歩いてみるっていうのもいいですね。

ホテルヴィレッジ

南側:別荘エリア

温泉街から見て南のほう、国道を挟んで反対側の、ちょっと高台になっているエリアです。基本的には別荘地なんですけど、ところどころに宿があります。

別荘地だけあって、環境はいいです。リゾートエリアも環境はいいんですけど、こっちは「静かでひっそりとしている」っていう感じでしょうか。「落ち着いた環境で過ごしたい」っていう人にはおすすめかも。

町はずれなので、露天風呂が開放的なのもうれしいですね。「大パノラマ」とまではいかなくても、「露天」っていうくらいだから、空くらいは広々見えてほしいところです。

ただ、温泉街から遠いので、やっぱり不便なロケーション。バスターミナルや湯畑からけっこう遠い宿が多いです。道が入りくんでいて分かりにくいし、歩いて楽しい感じの道もないので、散歩がてら行くのもあまりおすすめできないですね。送迎を活用するに限ります。

湯宿 季の庭

お宿 木の葉

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